7 隣人に対する私たちの態度の検査

私たちの営んだ霊的進歩を測り知るには、以上の検査が最も重要であります。それゆえ私は詳細にわたってこれを記述しました。犯した罪の糾明のようなものは、格別に進歩を考えていない人々の告白の準備にすぎないのであります。あなたは以上の数章の各項について、急がずに丁寧に糾明しなさい。あなたの最後の決心以来、それらについてどのような気持ちでいたか、いかなる大過失を犯したか。しかしながら、簡単にこれをするために、あなたの感情の究明に絞ってもいいです。すなわち、上述のように、詳細に検査することができない場合には、次の各点について、私たちがいかなる態度をとったかと調べれば十分であります。

1、天主に対し、隣人に対し、自分に対する愛はどのようであるか。

2、私たち自身の犯した罪、および他人の罪に対する嫌悪。いずれも、これを強く憎まないといけません。

3、財産・快楽・名誉に対する私たちの希望。

4、罪を犯す危険の恐怖、ならびに現世的財産を喪失することに対する恐怖。私たちは後者を恐れずに、前者を無視しやすい。

5、私たちは、おそらく現世と被造物とに希望をかけ、これに反して、天主と天国の宝とに希望を有しているか。

6、私たちは、空虚なことに関して、過度の悲哀を抱かないか。

最期に、いかなる感情が私たちの精神の自由を妨げ、これを支配しているか。なんについて、主として失敗したか。霊魂の感情を吟味すれば、その状態をうかがうことができます。楽人が琴をかき鳴らす前に、すべての絃を調べて、調子の狂ったものは、あるいはこれを張り、あるいはこれをゆるめて、正すように、私たちも、私たちの霊魂の愛情、すなわち、憎悪・希望・恐怖・信頼・悲哀・喜びのおのおのを調べて、私たちが演奏しようとする曲、すなわち天主の栄光に調和しないところを発見したならば天主の聖寵と、指導霊父の教訓とによって、これを正さないといけません。