9 黙想㈠創造について

準備 

㈠天主の御前に出て

㈡天主があなたに語ってくださるように願いなさい。

省察

㈠あなたが、まだ世に生まれなかった前に 、宇宙はすでに幾千万年を経過していますが、その間、あなたは、全くの1つの虚無にすぎませんでした。ああ、私の霊魂よ、その間、あなたはどこにいましたか、宇宙は既に長く続いていたました。しかしあなたを知るものはいませんでした。

㈡天主は、あなたを、この虚無からつくり、今日、あなたがあるようにしてくださいました。これは、あなたが天主に必要であったからではなく、ただその純粋な慈しみの賜物でありました。

㈢天主が、あなたにくださった存在について思いなさい。あなたは、形ある世界のなかで主位を占めるもの、永遠の生命を受けて、天主と完全に一致することができるものであります。

感激と決心

㈠天主の御前に深くへりくだり、心の底から聖詩人とともに言いなさい。「ああ主よ、私はあなたの前にあっては本当に虚無であります(詩編38・6)。なぜ、私を思って、私をお創りになったのですか」と。私の霊魂よ、あなたはこの虚無の淵にいました。もし、天主によって、その中から、あなたを存在の世界に引き出してもらわなかったならば、あなたは、今も、そのままに、その中にあったであろう。そして、この虚無の中において、あなたは何をすることができたのであろうか

㈡天主に感謝しなさい。偉大で、慈しみ深い創造主よ、私が主のおかげであるのは、いったいどれだけでしょうか。主は虚無の淵に 私を求め、その慈愛によって、今日あるように、私をお創りになりました。主の御名をふさわしく称え、主の大きな慈愛を感謝するために、私は何をすべきでしょうか。

㈢深く痛悔しなさい。私の創造主よ、私は主を愛し、主に仕えて、主と一致しようと思います。かえって、私の欲情をほしいままにして、主に背き、主を離れて罪を犯し、主の慈しみを敬わず、主が私を創造していなかったかのように、振る舞ったのであります。

㈣主のみ前にあって謙遜になりなさい。ああ、私の霊魂よ、主があなたの神でいらっしゃるのを知りなさい。あなたをお創りになったかたは主であります。あなたは自ら存在したのではない。ああ、天主よ、私は主の御手の業であります。

㈤虚無である私は、この後に、傲慢な心を起こしません。ああ、塵よ、灰よ、どうして、あなたは自分を尊いと思うのか。全くの虚無よ、どうして自らおごるのか。私は、へりくだるために、これこれのことをなし、これこれの侮辱を忍びたいと思います。私は、過去の生涯を一変し、これから後は、私の創造主に従い、主から与えてもらった人の存在を尊重し、私に教えられた方法、及び、私の指導霊父に聴いて学んだ方法により、主のみ旨に従って、この存在を用いたいと思います。

結末

㈠天主に感謝しなさい。天主の愛は私を虚無から呼び出し、その憐れみは私をお創りになりました。 ああ、私の霊魂よ、あなたの天主を讃えなさい。私は、心の底からその尊い御名を褒め称えるべきであります。

㈡主に捧げなさい。ああ、天主、私は、主の賜いし私の存在を 、心の底から主に捧げます。

㈢祈りなさい。ああ、天主、願わくは、これらの感激と決心とをもって、私を強めてください。ああ、聖母よ、私が祈るべきすべての人々とともに、このことを御子の御慈悲から取り次いでください。などなど…。主祷文。天使祝詞。黙想を終えたならば、その要点をもって、信心の小さな花束を作り、一日中、時々これを眺めなさい。