3巻 1 忠実な霊魂に語るキリストの親しい会話

「主なる神が私の心に何を語るかを聞こう」(詩編84・9)。自分のうちに語る主のみ言葉を聞き、そのお口から、慰めを聞く霊魂は幸いである。神のささやきを聞き、この世の騒音を聞こうとしない耳は、幸いである。この世の騒音ではなく、心に教える真理を聞く耳は、まことに幸いである。外部のことに閉じ、内部のことだけに注目しようとする目は幸いである。霊魂を理解しようと努め、日々の修行によって、天の奥義を悟ろうと構える人は幸いである。神だけに交わることを喜び、世間の束縛を、すべて脱ぎ捨てる人は幸いである。反省せよ、私の心よ、あなたの内で、主なる神の語ることを聞くために、五感の扉を閉じよ。愛するお方は、仰せられる。「私はあなたの救い(詩編34・3)、あなたの平和、あなたの生命である、私に一致せよ、そうすれば、平和を見出す。過ぎ去るものをすべて投げ捨て、永遠のものだけを求めよ、この世のものは皆、誘惑だけでないか。あなたが創り主から見捨てられたら、被造物が何の役にたとう。それなら、すべて世のものを捨てて、まことの幸福を得、創り主の御心にかなう忠実なものとなるように努めよ」