使徒信教

ロザリオについている十字架の部分で唱える使徒信教、もしくは使徒たちの象徴であるこの祈りは、全キリスト教徒の真理の聖なる要約です。信教は信仰の土台であり、基礎であり、全キリスト教徒と、永遠に続くすべての徳、全能の神をお喜ばせするあらゆる祈りの源となるものですから、大きな功徳のある祈りです。「信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神が存在しておられること、また、神は御自分を求める者たちに報いてくださる方であることを、信じていなければならないからです」(ヘブライ11:6)。神に近づきたいと願う者は、何よりもまず信じ、そしてその信仰が深ければ深いほど、その者の祈りの功徳も大きく、力があり、さらに神の栄光を讃えることでしょう。「天地の創造主、全能の父である神を信じます」という出だしの言葉は、私たちの霊魂を清め、これらの言葉には、信仰と希望と愛とが込められているために、悪魔を敗走させる手段として実に効果があります。「神を信じます」と言うことにより、聖人たちは生前、あるいは臨終の時に訪れる誘惑、とりわけ信仰、希望、愛に関する誘惑に打ち勝ったのです。聖なるロザリオは、イエスとマリアの数多くの奥義を含んでおり、これらの奥義を私たちに明かしてくれる唯一の鍵は信仰なのですから、ロザリオを唱える時には、心を込めて使徒信教を唱えることから始めないといけません。信仰が深ければ深いほど、ロザリオの功徳もさらに深くなります。