6 要約

聖書全巻は、一冊の書です。この一冊の書、それはキリストなのです。「聖書全巻はキリストについて語り、聖書全巻はキリストにおいて完成するからです」。

「聖書は神のことばを含んでおり、それは霊感によるので、真に神のことばなのです」。

聖書の作者は神であり、聖書記者に霊感を与えながら、彼らのうちにあって、彼らを通して働かれます。こうして、神は彼らの書が救いの真理を誤りなく教えることを保証しておられます。

霊感によって書かれた聖書を解釈するにあたっては、まず、神がわたしたちの救いのために聖書記者を通して啓示しようとされたことに留意しなければなりません。霊に由来するものは、霊の働きによってしか十分には理解されないのです。

教会は、旧約聖書の四十六書と新約聖書の二十七書を、霊感によるものとして受け入れ、敬います。

四福音書が中心的位置を占めますが、それはイエス・キリストを中心としているからです。

新約∙旧約聖書の一貫性は、神の計画と啓示との一貫性に由来します。旧約聖書は新約聖書を準備し、新約聖書は旧約聖書を成就します。両者は相互に照らし合います。両者とも、神の真のことばです。

「教会は主の聖体と同様に、聖書をつねに尊敬し……てきました」。この二つはキリスト者の全生活の糧であり、規範です。「あなたのみことばは、むたしの道の光、わたしの歩みを照らすともしび」(詩編119∙105)。