1  信仰の暗夜を通って、神との一致に向かう魂が、浄化の中に見出した「幸いな定め」を歌う

1、ある暗い夜に、
愛にもだえ炎と燃えた立ち、
おお、すばらしい幸運!
気づかれずに私は出て行った、
我が家はすでにしずまったから…  (1の説明)

2、暗闇の中に、 装いを変え、秘密の梯子で、
おお、すばらしい幸運!
顔を覆って闇の中に私は出て行った、
わが家はすでにしずまったから…  (2の説明)

3、この幸いな夜に
誰にも見られず、何も見ないで、
ひそかに私は出て行った、
心に燃えたつ光の他には
何の光も導きもなしに。

4、その光は私を導いた
真昼の光より確かに、
私のよく知っている あの方が
私を待つあのところ―
誰ひとり居ない あのところに。

5、おお、導いてくれた夜よ!
おお、夜明けより愛すべき夜!
おお、愛する者と愛された人を
結んでくれた夜!
愛された人を愛する者にかえながら…

6、あの方のためにだけ
ひたすら 守ってきた
私の花咲く胸に、あの方は眠っていた、
私は彼を愛撫した、
杉の枝は扇のように そよ風を送って来た。

7、彼の髪を手にとっていると、
狭間から風が吹いて来て、
その静かな手で
私のうなじを打った、
そして私の感覚をみな止めてしまった。

8、みじろぎもせず 我を忘れて、
愛する方に 顔をもたせかけていた…
すべては止み、私は身をゆだねた、
思いわずらいを みな
白百合の中に置き忘れて…

 

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