22、第二の歌の第三行目を説明する

おお、すばらしい幸運!

霊魂の、この脱出がそうであったように、このような冒険的計画をもって出てゆくということは、霊魂にとって、すばらしい幸運であったのは、全く明らかである。の脱出において、霊魂は、悪魔と、世間と、自分自身の感性から解放されたのである。そして、すべての人が渇望している霊の貴重な自由を獲得して、低いものから高いものの方へ出て行き、地上的なものから天上的なものに変わり、人間的なものから神的なものになり、ちょうどこの完徳の状態において、霊魂に起こるように、天に国籍を持つようになった。これについては、残りの章の中で、もう少し簡単にではあるが、述べてゆくつもりである。

というのも、最も重要だったことは、もうすでに、半ば説明し終えたからである。私は、この著作の中で、そのことに主に取り組んできたのであるが、それは、緒言の中で述べた通り、この夜を通りながらも、それについて何も知らなかった多くの霊魂に、この夜について説明することであった。そして、極めて不十分にではあるが、この夜が霊魂にもたらす善益はどれほどであるか、また、その夜を通ってゆく霊魂にとって、それは、どれほど素晴らしい幸運となるかも説明した。それは、霊魂が、おびただしい試練の恐怖におびえるような時、そこで獲得する非常に多くの、非常にすばらしい神の恵みに対する確かな希望によって力づけられるためである。このことの他にも、まだ、霊魂にとって、それは「素晴らしい幸運」であったのである。それで、霊魂は、直ちに次の句を述べる。すなわち、