4 要約

「教会においては、神の制定によってキリスト信者のうちに、法的に聖職者と呼ばれる聖務者があります。他は信徒と呼ばれます」。また、このいずれかに属するキリスト信者で、福音的勧告の誓願により神に自らを奉献し、教会の使命に奉仕する者がいます。

信仰を告げ知らせ、み国を打ち建てるため、キリストは使徒たちと使徒たちの後継者たちとを派遣し、彼らをご自分の使命にあずからせます。彼らはキリストから、キリストの名で行動する権能を受けています。

主はペトロをご自分の教会の見える礎とし、教会のかぎを渡されました。ペトロの後継者であるローマの教会の司教は、「司教団の頭であり、キリストの代理者、かつこの地上における普遍教会の牧者です。

教皇は、「神の制定により、司牧上の最高、完全、直接、普遍の権能を有しています」。

聖霊によって立てられた司教たちは、使徒たちの後継者です。「各司教は、おのおのの部分教会における一致の見える根拠であり基礎です」。

司教は自分の協力者である司祭、また助祭の協力を得て、正しく信仰を教え、典礼、とくに感謝の祭儀を行い、真の牧者として教会を導く任務を持っています。また、教皇とともに、教皇の下で、全教会について配慮することも司教の任務です。

「世間に住み、俗事に携わっているのが信徒ですから、彼らこそキリスト教的精神に燃えて、パン種として世間において使徒職を果たすように、神から召されているのです」。

信徒はキリストの祭司職にあずかります。キリストにますます一致して、洗礼と堅信の恵みを、個人、家族、社会、教会生活のあらゆる分野で発揮し、すぺての受洗者に向けられた聖性への呼びかけにこたえます。

信徒はその預言者的使命によって、「社会のまっただ中で、万事においてキリストの証人となるように呼ばれています」。

信徒はその王的使命によって、自己放棄と聖なる生活とを通して、自分自身や世の中にある罪の支配に打ちかつ力を持っています。

清貧、貞潔、従順という福音的勧告に関する公的誓願を立てる神への奉献生活には、教会によって認められた身分のもとで生涯を送るという特徴があります。

洗礼によってすでに神にささげられ、すべてに超えて愛すべき神に自らを奉献する者は、奉献生活の中で、よりいっそう神への奉仕に自分をささげ、教会の善に尽くします。