2 天上の教会と地上の教会との交わり

教会の三つの状態。「主が威光のうちにすべての天使を従えて来られ、死が破壊され、万物が主に従属させられるときが来るまで、主の弟子たちのうちのある者は地上に旅を続け、ある者はすでにこの世を去って清めを受けつつあり、ある者は『三位一体の神ご自身をありのままに明らかに』眺めつつ栄光を受けています」。 「しかしながら、わたしたちのすべては、段階と方法は異なるにせよ、神と隣人に対する同じ愛のうちに交わり、わたしたちの神に向かって同じ賛美の歌を歌っています。それはキリストのものである人はすべて、キリストの霊を有し、一つの教会を集成し、互いにキリストにおいて一致しているからです」。

「したがって、旅する人々とキリストの平和のうちに眠った兄弟たちとの一致は決して裂かれることがなく、かえって教会の不変の信仰によれば、霊的善の交換によって強められるのです」。

聖人たちの執り成し。「天の住人はより密接にキリストに結ばれているので、全教会を聖性の中により強く固めることに貢献します。それは、……父のもとで自分の功績を示しつつわたしたちのために取り次ぎを続けるからであって、その功績は、……神と人間との唯一の仲介者キリスト・イエスを通して地上において獲得したものです。したがって、わたしたちの弱さは彼らの兄弟的な配慮によって多く助けられるのです」。

「わたしが死んでも泣かないでほしい。わたしは死後、君たちにはもっと役に立とう。そして生きていた間以上に、もっと力強く君たちを助けるつもりだ」。「地上で善を行うために、わたしの天国を過ごしましょう」。

聖人たちとの交わり。「わたしたちが天の住人の記念を尊敬するのは、単に彼らの模範のためばかりではなく、それ以上に、全教会の一致が兄弟的愛の実践を通して霊において固められるためです。事実、旅する人々の間におけるキリスト教的な交わりがわたしたちをより近くキリストに導くように、諸聖人との交わりは、わたしたちをキリストに結び合わせるのであって、すべての恩恵と神の民自身の生命は泉あるいは頭からのようにキリストから流れ出ます」。
「わたしたちがキリストを礼拝するのは、神の御子だからです。殉教者はといえば、主の弟子、模倣者として愛します。自分たちの王、師への比類のない献身から見て、それは当然のことです。わたしたちもまた、殉教者の仲間、相弟子となりたいものです」。

死者との交わり。「旅する人々の教会はイエス・キリストの神秘体全体のこの交わりをよく認識し、キリスト教の初期の時代から、死者の記念を深い敬愛の心をもって尊ぴ、『罪から解かれるよう死者のために祈ることは、聖であり健全な考えであるから』(ニマカバィ12∙45)、死者のための祈願をもささげてきました」。死者のためのわたしたちの祈りは、死者を助けるだけでなく、死者がわたしたちのために執り成すのを有効にすることができるのです。

神の唯一の家族の中で。「神の子らであり、キリストにおいて唯一の家族を形成するわたしたちは皆、相互愛といとも聖なる三位一体に対する唯一の賛美とにおいて互いに交わるとき、教会の本質的使命にこたえるのです」。