2 三位一体の神のわざである創造

「初めに、神は天地を創造された」(創世記1∙1)、聖書のこの書き出しには三っのことが明言されています。永遠の神は、ご自分以外のすべてのものが存在し始めるようにしてくださいました。神だけが創造主です(「創造する」という動詞――ヘブライ語でbara――はいつも神を主語とします)。存在するすべてのもの(「天地」という語がそれを表しています)は、それに存在をお与えになった神に依存しています。

「初めにことばがあった。……ことばは神であった。……万物はことばによって成った。成ったもので、ことばによらずに成ったものは何一っなかった」(ヨハネ1-3)。新約聖書は、神は万物を愛する御子である永遠のみことばによって造られたことを啓示しています。「天にあるものも地にあるものも……万物は御子において造られたのです。万物は御子によって、御子のために造られました。御子はすべてのものよりも先におられ、すべてのものは御子によって支えられています」(コロサイ1∙16-17)。教会は、聖霊も創造のわざを行っていることを信じています。聖霊は「生命の与え主」、「創造主である霊」(「創造主である聖霊、来てください〈Veni, Creator Spiritus〉」)、「あらゆる善の泉」です。

御父の創造の働きと一つで切り離すことができない御子と聖霊の働きは、旧約聖書において暗示され、新約聖書のうちに啓示され、教会の信仰宣言で明言されています。「唯一の神が存在します。……このかたは父であり、神であり、創始者であり、実行者です。万物をご自分によって、すなわち、そのみことばと知恵とによって造られた創造主です」。「み手」のように働かれる「御子と聖霊によって」造られました。創造は聖三位の共同のわざです。