要約

至聖なる三位一体の神秘は、キリスト者の信仰と生活の中心的神秘です。神のみが、ご自分が父と子と聖霊であることを啓示して、ご自身のことをわたしたちに知らせることができます。

神の御子の受肉は、神が永遠の父であり、子は父と同一実体のものであること、すなわち、子は父のうちに、父とともにあり、父と同じ唯一の神であることを明らかにします。

御子の名によって御父から遣わされ、「〔御〕父のもとから」(ヨハネ15∙26)御子によって遣わされた聖霊の派遣は、聖霊が父と子と同じ唯一の神であることを明らかにします。「聖霊は父と子とともに拝み、あがめられます」。

「聖霊は究極的な本源としての父から発出し、また父が子にそのことを永遠にお与えになられたがゆえに、交わりにある父と子から発出します」。

「父と子と聖霊の名による」(マタイ28∙19)洗礼の恵みによって、わたしたちは至聖なる三位一体のいのちに、「この世では信仰によっておぼろげに、死後は永遠の光の中で」あずかるように召されています。

「カトリックの信仰とは、三位である唯一の神、一体の神である三位を、互いに混同することなく、また実体を分かつことなくあがめることです。父のペルソナと子のペルソナと聖霊のペルソナとはそれぞれ異なっていますが、父と子と聖霊は唯一の神で、栄光は等しく、その尊厳はともに永遠です」。

聖三位の存在が互いに切り離すことができないのと同様に、働きも互いに切り離すことができません。しかし、唯一の働きの中で、三位はそれぞれに固有な働きを示されます。このことはとくに、受肉という御子の派遣と、たまものとしての聖霊の派遣において現れます。