第一の掟と第二の掟

2019年5月29日

聖なる教会の掟

イエスは言われた「『心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』 

マタイ22・37~39、マルコ12・30~31、ルカ10・27

「心を尽くして」神を愛するというのは、私たちの思いが常に本当に神のうちにならないといけないということです。

「魂を尽くして」神を愛するというのは、命に代えても真理しか語ってはならないということです。

「力を尽くして」神を愛するというのは、私たちの業はただ神のためにのみされなければならないということです。

「 第二も、これと同じように重要である」とは、そうするにあたって、私たちの利益ではなく、神の完全な意志を見なければならないということです。

「隣人を自分と同じように」というのは、自分に対してそうしてほしくないことを、隣人に行ったり、考えたり、言ったりしてはならないということです。

これらの掟は、誰にとっても救済に必要ごとなのであり、これに劣る生き方からは誰一人として恩寵を得ることはできません。

この掟を幼い頃から守ってきたとイエス・キリストに語った若者の話にここで注目してください。イエス・キリストは彼にこう答えています。

「もし完全になりたいのなら、行って持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」

マタイ19・20~21、マルコ10・20~21、ルカ18・21~22

これが徳の全き完成への助言であり、この助言を遵守する者は真の慈愛のうちにとどまるでしょう。

( 中世思想原典集成15  単純な魂の鏡から抜粋)