12、感覚的な無味乾燥の中で、とるべき態度について

この感覚的な無味乾燥の時期には、霊的な人々は大きな心配に苦しむ。それは、無味乾燥よりも、道に迷ったのではないかという疑惑である。このとき、今までの習慣通り、諸能力を、何かの推理の対象によりすがらせ、いくらかの喜びを味わおうと躍起になるなら、何も感じることができず、その結果、何もしてないと考え、疲れ果てる。この状態にあるとき行うのによいことは次の通りである。

  1. 苦慮することなく、忍耐をもって耐え忍び、心を安らかに保ち、神に信頼すること
  2. 祈るとき、神に対して愛をこめ穏やかに心を留めることだけで満足し、神を味わったり、感じたりしようと気遣いも、意志も欲望もなしにいること
  3. 諸能力の働きが失われてゆくことを気にかけず、むしろ、それが速やかに失われてゆくことを喜ぶこと

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