11、この無味乾燥が、感覚的欲求の浄化によるものであるための三つのしるし

しかし、こうした無味乾燥は、前に述べた夜や感覚的欲求の浄化によらず、罪や不完全、または、弱さや生ぬるさ、あるいは悪い気分や肉体的不調からも度々生じる。したがって、こうした無味乾燥が、浄化によるものか、それとも悪徳や肉体的不調のどれからから生じるものであるかを知るためのしるしを記すことにする。それには、三つの主なしるしがある。

  1. 第一のしるしは、神に関することに、何の味わいも慰めも見出さないときに、同じように、どんな被造物に関しても、味わいも慰めも見出さない

  2. 第二のしるしは、日常において、「神のことに何の味わいも感じられないのは、自分は神に奉仕しているのではなく、むしろ、後退しているためだ」などと、気づかいと心配に心を痛めながら神のことを思い起こすことである。

  3. 第三のしるしは、いくら自分のほうで努力をしても、もう今までのようには、想像という感覚を使って黙想することも、推理することもできないことである。

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