6 要約

「神はすべての人を不従順の状態に閉じ込められましたが、それは、すべての人をあわれむためだったのです」(ローマ11∙32)。

罪とは、「永遠の法に背くことばや行い、あるいは望み」です。神に対する侮辱です。キリストの従順とは反対に、不従順によって神に逆らい、高慢になることです。

罪は理性に反する行為であり、人間の本性を傷つけ、その連帯を損ないます。

すべての罪の根は人間の心の中にあります。罪の種類や軽重は、おもにその対象に基づいて定められます。

神のおきてや人間の究極目的に甚だしく背くことがらを意図的に、すなわち、知りながら自由意志をもって選べば、大罪を犯します。大罪は、それなしには永遠の至福がありえない愛をわたしたちの中で破壊します。悔い改めないならば、永遠の死を招きます。

小罪は倫理的逸脱ですが、わたしたちのうちにある愛を破壊するものではありません。したがって、その愛によって償うことができるものです。

たとえ小罪であっても、繰り返して犯すならば悪徳を身につけることになります。その悪徳の中には、罪源と呼ばれる特殊なものがあります。