3 聖霊のたまものと実

キリスト者の倫理生活は、聖霊のたまものによって支えられます。そのたまものとは、人間を聖霊の働きかけに素直に従わせる恒久的な心構えのことです。

聖霊の七つのたまものとは、上知、聡明、賢慮、勇気、知識、孝愛、主への畏敬です。これらを完全な形で持っておられるのが、ダビデの子であるキリストです。これらのたまものは、これを授かる人々の諸徳を補足し、完成させ、素直な信者を神の勧めに喜んで従うようにさせてくれます。
「恵み深いあなたの霊によって安らかな地に導いてください」(詩編143∙10)。
「神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。……もし子供であれば、相続人でもあります。神の相続人、しかもキリストと共同の相続人です」(ローマ8∙14,17)。

聖霊の実とは、聖霊がわたしたちのうちに永遠の栄光の初穂として実らせる完徳です。教会の伝承は、十二の実を挙げています。「……実は愛であり、喜び、平和、忍耐、寛容、親切、善意、謙譲、誠実、柔和、節制、貞潔です」(ガラテヤ5∙22-23プルガタ訳)。