2 結婚式

ラテン典礼では、二人のカトリック信者間の結婚式は、すべての秘跡がキリストの過越の神秘と関連していることから、普通、ミサの中で行われます。聖体祭儀では新しい契約の記念が行われますが、愛する花嫁である教会のためにご自分をお与えになったキリストは、この契約において、教会と永遠に結ばれたのです。したがって、新郎新婦が自分たちの生活を奉献して相互に与え合うという同意を、エウカリスチアのいけにえにおいて現在化される教会のためのキリストの自己奉献に一致させ、聖体を拝領するのはきわめて適切なことです。それは二人がキリストの同じからだと同じ血をいただき、キリストにおいて「ただ一つのからだ」となるためです。

「聖化の秘跡として、結婚式は……式自体が有効でふさわしく実り豊かなものでなければなりません」。したがって、結婚する二人がゆるしの秘跡を受けて結婚式に備えるのはふさわしいことです。

ラテン教会の伝統では、新郎新婦が教会の前でそれぞれの同意を表すことにより、キリストの恵みの役務者として互いに結婚の秘跡を授け合います。東方教会の伝統では、祭司(主教または司祭)は新郎新婦によって相互に表明される同意の証人となりますが、秘跡の有効性のためにはその祭司の祝福も必要となります。

さまざまな典礼様式における祝福の祈りや聖霊の働きを願う祈り(エピクレシス)の種類は豊富ですが、それは新郎新婦、とくに新婦の上に神の恵みと祝福とを願うものです。この秘跡のエピクレシスで、新郎新婦はキリストと教会との愛の交わりである聖霊をいただきます。聖霊こそ二人の契約の刻印であり、二人の愛の尽きない泉であり、二人の忠実を更新させる力なのです。