5 旅路の糧・キリスト者の最後の秘跡

教会はこの世を去る人々に、病者の塗油のほかに、旅路の糧としての聖体を授けます。御父のもとに移るこのときのキリストのからだと血の拝領は、特別な意味と重要性とを持っています。「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠のいのちを得、わたしはその人を終わりの日に復活させる」(ヨハネ6∙54)というキリストのことばによれば、この聖体拝領は、永遠のいのちの種子であり、復活の力です。死んで復活されたキリストの秘跡であるエウカリスチアは、このとき、死からいのち、この世から御父のもとへの過越の秘跡となるのです。

洗礼∙堅信∙聖体(エウカリスチア)の秘跡が「キリスト教入信の秘跡」という名称で一つになっているように、キリスト者の生涯の終わりのときの、ゆるしと、病者の塗油と、聖体(エウカリスチア)は、最後の旅路を支えるものとして一つにまとめられ、「祖国に入る準備の秘跡」、あるいは地上の旅路を完了する秘跡などと呼ばれています。