5 堅信の秘跡の役務者

堅信の本来の役務者は、司教です。
東方教会では、通常、洗礼を授ける司祭が一つの儀式の中で堅信も授けます。ただし、総主教または主教によって聖別された聖香油を用います。これは教会の使徒的一致を表し、その一致が堅信の秘跡によって強められるわけです。ラテン教会でも、成人洗礼の場合や堅信の秘跡を有効に受けていない他のキリスト教宗派の受洗者がカトリック教会の一員として受け入れられる場合には、同じ規則が適用されます。

ラテン典礼では、堅信を授ける者は通常、司教です。必要な場合には司教は司祭に堅信を授ける権限を与えることができますが、堅信式が洗礼式と別のときに行われるようになったのは、司教がそれを授けるためであったことを忘れないようにしなくてはなりません。司教は使徒の後継者で、叙階の秘跡を十全的に受けています。堅信の秘跡を司教が行うことによって、この秘跡が受堅者を教会と、その使徒的起源と、キリストをあかしする使命とにいっそう緊密に結びつける効果を持つものであることをよく表すことができます。

キリスト信者が死の危険にある場合は、どの司祭でも堅信を授けることができます。教会は、自分の子らがたとえ幼児であっても、だれ一人として、キリストの満ちあふれるたまものを聖霊から受ける前に、この世を去ることを望まないのです。