1 イエズスに対する祈り

最愛のイエズスよ、あなたの最も聖なるおん母を、あなたのご威光のみ前にわたしの弁護者とし、わたしのこの上もない貧しさをおぎなうものとしてくださったことを心から感謝いたします。わたしをマリアのどれい(しもべ)にするために、マリアに対する信心の恵みを感謝いたします。ああ主よ、これほどみじめなわたしに、これほどよい母がなかったなら、かならず亡びてしまったでしょう。そうです、マリアは、すべてのことのために、あなたのみ前でわたしに必要です。わたしがこれほどあなたをぶじょくし、毎日ぶじょくしつづけているから、あなたの正しいおんいきどうりを和らげるために、マリアは必要です。あなたの正義による永遠の罰をさけるために、マリアは必要です。あなたをながめて、あなたと話し合い、あなたに祈りをささげて、あなたに近づいてあなたの気にいるものとなるために、マリアは必要です。一言でいえば、いつもみ旨をはたし、すべてにおいてあなたの最大の光栄をさがすために、マリアは必要です。ああ、あなたがわたしに示してくださったこのおんあわれみを、わたしが全世界に知らせることができましたら!マリアのおん助けがなかったら、わたしはすでに亡びたに違いないことを、すべての人に知らせることができましたら!この大きな恵みのためにふさわしい感謝を示すことができましたら!マリアはわたしのうちにおいでになります。おお何という宝!何という大きな慰め!これからわたしは、全部マリアのものにならないなら、何と大きな忘恩でしょう!わたしの最愛の救い主よ、そんなことになるより、むしろわたしは死んだほうがましです。全部マリアのものにならないなら、わたしは死を選びます。十字架のもとに福音史家ヨハネのように、わたしはマリアを、幾度となくわたしの宝としました。わたしは、幾度となくわが身をマリアにささげたいのです。しかし、もし、あなたが望むまえにわたしがこの奉献をしなかったなら、ああ、わたしの愛するイエズスよ、この奉献を、お望みのままにします。もし、わたしの魂と体のなかに、この尊い姫君にふさわしくないところがあったら、これをわたしからとり去って遠く投げすててください。なぜなら、マリアのものでなければ、あなたにもまた、ふさわしくないからです。おお、聖霊よ、すべての恵みをわたしにお与えください。まことの生命の木である愛すべきマリアを、私の心に植え、養い、水を注いで、世話してください。この木が成長し、花咲き、ゆたかに実りますように。おお、聖霊よ、マリアに対する深い信心と、熱烈な愛を注いでください。わたしが、マリアのふところにだきしめられ、そのおんあわれみに常によりすがりますように。それはあなたが、マリアを通じてわたしのうちにイエズス・キリストを育て、“みちみちたキリストの背丈にまでいたる完全な人間をつくるためです”(エフェソ4・13)。アーメン。