第1書 第1章 神はなぜ、マリアの御生涯をこの我々の時代に啓示されたのか

マリアの聖なる全生涯をわかりやすくするため三期に分けます。第一期は、マリアの受胎から、み言葉の受肉する瞬間までの最初の十五年間です。第二期は、マリアが受肉してから、主キリストと生活し、ご受難、ご死去、ご昇天の期間の三十三年です。第三期は、マリアが、救い主キリストなしで過ごした生活と、マリアが被昇天と天の女王として戴冠するまでです。主は、聖母を注意深く眺め、その諸徳について考え、模倣することを望まれました。聖母の御生涯を読むにあたり、次の三つのことを私たちが思うことを望みます。被造物は神に常に深い畏敬を示さないといけないし、遜られた主に倣い私たちも遜り謙遜でないといけないこと、私たちが恩恵を得るためにそれは必要であること。二・被造物である私たちの義務を思い出し、救いの御業において、聖母にどれくらいお世話になっているかを学び、考えること。三・マリアを霊的指導者と見なし、マリアをみることで自分の惨めさ、悪さ、恩知らずさを気づくことです。